個人的にあると便利なマクロや細かい設定の備忘録.記事一覧



マクロ

TeXの論文校正で color.sty を使うと,最後に消すのが面倒だ

タイトルの通りです.マクロが満たすべきは次の条件: 「置換」で消せる,色を変えられる 数式モードでも大丈夫 他の命令とケンカしない いつも困ることは,最後の}を消すのが面倒なこと. そこで,順番を逆にした. \usepackage{color} \newcommand\mycolor…

itemize 環境における余白の調節

TeXで書類を書くとき,いつもスペースが足りなくて困ったりする. 申請者のための itemize 環境周辺のテンプレ % \vspace{-0.5\baselineskip} %3. 上の余白 { \setlength{\leftmargini}{27pt} %1. 左の余白 \begin{itemize} \setlength{\itemsep}{5pt} %2. …

\underset と \overset の順番が気に入らない.

を と書きたくなる時がある. 命令としては,\otimes_{\max} と \underset{\max}{\otimes} なのだけれど, 普段は前者を使う場合が圧倒的に多いので,後者を使うときに順番が逆で嫌である.内積の時の経験sumi-nyasu.hatenablog.com を 活かしてマクロを作っ…

私用のstyle fileを作った (mathoa.sty)

タイトル通り. a style file for operator algebraists (December 16, 2014)(定期的に更新しているのでリンク先の方のコピーを推奨します) なんか ins とかそういうのは分からないので, コピペして .sty 形式で保存して,決められた場所に置くと使えます…

放課後ティータイムのマークをTeXで使いたい.

けいおん!の放課後ティータイムのマークが可愛い. ●放課後ティーシャツタイム★HTT | アニメTシャツ・ネタTシャツサークルのあがぁ~本舗で四苦八苦すると, \documentclass{article} \usepackage{amssymb,amsmath,amscd} \usepackage{color} \newcommand{\…

moduleへの右作用に ・ (\cdot) を使うときの余白が広くて嫌だ.

環 上の右加群 の元 があるとして, 係数環の元 の作用を,ピリオドではなく,・で書きたい. (追記:最近はと書くようになったので,このマクロは使ってない.) つまり, という表記があまり好きではない. そこで,当然(?)\cdot を使うのだけれど,こ…

\smallmatrix で小さい行列を出す

TeXで行列を出すときは,matrix 環境や bmatrix 環境を使いますが, display 環境でもないのに多用すると,なんか見た目がよろしくない. 通常の行列に関しては下のページを見ましょう.数式: 行列 matrix TeX ところが,最近論文を読んでいると,なにやら小…

\subsection に定理番号を踏ませたい

Proposition でも Remark でもないけど,,というやつ. ぷりあんぷるに, \newtheorem{theorem}{Theorem}[section] \newtheorem{proposition}[theorem]{Proposition} \newtheorem{mysubsection}[theorem]{} といった感じでやれば良い.使うときはイタリック…

\lB で \mathbb{B}を出すマクロ (after しゃいたん)

元ネタは arXiv:1404.7088 .で,\lB と打つと が出るという,視覚的に素晴らしいアイデアである! もちろん,\newcommand で\lA \lBとかを追加しまくればよいのだけれど,もっとクールにしたい.(というか,\mathcal とかもやりたいから短いマクロがあると…

\langle, \rangle で内積を書くのが面倒だ

内積には角ばった括弧 (\langle と \rangle)を使う派閥に属しています. 最近は右線形左反線形.余談だけど,内積をでやるのは正しくないらしい. 詳しくは http://www.math.tohoku.ac.jp/tmj/oda_tex.pdf の1.6.3を参照のこと.(このPDFはこれ以外にも良…

\hat{\otimes}をMathOperatorにするべし?

ひさしぶりに,TeX備忘録. 分野からか,沢山のテンソル積を使い分けるのだけれど,テンソル積の記号 (\otimes )にハットやらチルダやらつけたくなる事が 多々あります.例えば,という感じで. ところが,よく見ると (\hat{\otimes}) が文字として扱われて…