\smallmatrix で小さい行列を出す
TeXで行列を出すときは,matrix 環境や bmatrix 環境を使いますが,
display 環境でもないのに多用すると,なんか見た目がよろしくない.
通常の行列に関しては下のページを見ましょう.
ところが,最近論文を読んでいると,なにやら小さい行列があるっぽい..!!
smallmatrix 環境というのがあるようで,とても便利です.
pmatrix やら bmatrix にするには,毎回 \left( と \right ) で囲む必要があって
面倒なので,マクロを作ってみた.(難しいことは何もしていません)
\newenvironment{sumipmatrix}{\left ( \begin{smallmatrix}} {\end{smallmatrix}\right )} \newenvironment{sumibmatrix}{\left [ \begin{smallmatrix}} {\end{smallmatrix}\right ]} \newenvironment{sumivmatrix}{\left \{ \begin{smallmatrix}} {\end{smallmatrix}\right \}}
Kasparov bimodule を使うときとかに,小さく書けて気持ちが良いです.
と思ったら,はてブ経由でやるとあまり小さくならんぞ...
悔しいのでPDFのスクショを貼って終わりにする.
ホームページを作りたい (1)
今回はTeXとは関係なくて,ホームページ,つまり html の話.
大学院生には大学のサーバーにホームページ用のアドレスが割り当てられてるのだけど,
何をどうすればホームページになるのかさっぱりわからない.
修士の最初の説明会で貰った紙に書いてあるのは,HP用のアドレスと,
webサーバ(ホスト名)という別のアドレスで,その下には
「public_html ディレクトリの中にコンテンツをアップロードしてください.」
とか書いてあるのだけれど,さっぱりわからん!
どうやら webサーバー内(?)の public_html という場所に
自分で作ったホームページのhtmlファイルをアップロードすれば良いらしく,
アップロードする用のソフトがあるらしい.次の素晴らしいサイトを参照のこと.
ホームページファイルをサーバーにアップロードしよう - Monoledge [モノレッジ]
多分なんとかなった.あとは,HPを作るだけである!
htmlファイルは,texでいうところのソースファイルみたいなやつで,
ブラウザで開くと,``コンパイル''されたやつが見れる,という雰囲気っぽい.
ブラウザはあるから,エディタを探すべし.
よさ気なフリーソフトがあったので次のやつを使ってます.
HeTeMuLu Creator - Hosiken Labs
ホームページは現在製作中.良いエディタがあれば教えて貰えると助かります.
このブログもそうだけれど,こういうのはやはり楽しい.
定理環境横の引用で,Lemma 1.1 ( [3, Theorem 2.4]) みたいにやりたい.
文献を引用するときに,
\cite[Lemma 2]{Sumida}
とやると,[3, Lemma 2] って出力される(3はSumidaに対応してる文献の番号)やつを
定理番号直後のアレでアレしたい.
次のように
\begin{lemma}[ \cite[Lemma 2]{Sumida} ] Every Sumida algebra is simple. \end{lemma}
とやるとエラーが出ます.
次のように \cite~ を { }で囲めとのこと.
\begin{lemma}[ { \cite[Lemma 2]{Sumi} } ]
墨田環,欲しい.
\subsection に定理番号を踏ませたい
Proposition でも Remark でもないけど,,というやつ.
ぷりあんぷるに,
\newtheorem{theorem}{Theorem}[section] \newtheorem{proposition}[theorem]{Proposition} \newtheorem{mysubsection}[theorem]{}
といった感じでやれば良い.使うときはイタリック体になるので
\begin{mysubsection}\normalfont hogehoge! \end{mysubsection}
で良い.毎回 \normalfont って打つのが嫌なときは,プリアンブルに
newenvironment{sumisubsection}{\mysubsection\normalfont}{\endmysubsection}
と追加して, \sumisubsection を使えば良いとしゃいたんに教わりました.
集合 \{ \} 内の縦線 \mid と \middle|
集合を記述するとき,僕は といったように縦棒で分けますが,
普通の縦棒 | を使うと,左右の余白の調整が面倒である.これは 命令文 \mid を使えばよい.
つまり,
\{ a\in A \mid \| a \| \leq 1 \}
とすれば,余白は良い感じになります.
ところが集合の中に大きい奴があるとき,次のように両側を\left \rightで伸ばすと,
棒が短くなってしまうので, \middle| を使うと良いとのこと.
便利な世の中である!