itemize 環境における余白の調節
TeXで書類を書くとき,いつもスペースが足りなくて困ったりする.
申請者のための itemize 環境周辺のテンプレ
% \vspace{-0.5\baselineskip} %3. 上の余白 { \setlength{\leftmargini}{27pt} %1. 左の余白 \begin{itemize} \setlength{\itemsep}{5pt} %2. ブロック間の余白 \setlength{\parskip}{0pt} %4. 段落間余白. \setlength{\itemindent}{0pt} %5. 最初のインデント \setlength{\labelsep}{5pt} %6. item と文字の間 \item[hogehoge] \item \end{itemize} } % \vspace{-0.5\baselineskip} %3. 下の余白
いい加減な説明をいくつか書く.
(※ 単位を pt でやってるけど,もっと適切なのがあるかも.)
\item で生成される item に続く文章を「ブロック」と呼ぶことにする.
- \leftmargini で「左余白」を調節する.
- マイナス値も可能.
- この値でブロック丸ごと動くため,まずこれを設定する.左余白を節約できるので重宝する.
- { } で囲むことで,\leftmargini の影響を{ }の中だけにするため.各 itemize ごとに余白を調節することが出来る.
- \itemsep をいじると「ブロック間の余白」が動く.
- 上下のスペース確保に使う.
- ブロック間の余白 = \itemsep + \parskip ?.
- 最初と最後の \vspace で 「itemize の上下の余白」を調節する.
- マイナス値で余白を節約できる.
- \parskip をいじると,「ブロック内での段落間の余白」が変わる.
- 上に書いたように「ブロック間の余白」にも影響が出る.使ったことなし.
- \itemindent を大きくすると,各ブロックの最初の indent が変わる.
- 大きくすれば,文字が右に移動し,item は文字に付いていく.
- item が大きくてはみ出すときに使うかもしれない.
- item は右寄せなので,大きな item と小さな item があるときは注意.
- \labelskip をいじると,各ブロックの最初の「item と 文字の間の余白」が変わる.ここを大きくすると item が(!)左に動く.
とりあえずこれで自分は不便はしてない.1~4の調整で普通は事足りるのではないだろうか.
余談ですが,itemize 環境では \item[hogehoge] とすると,hogehoge を item に出来ますね.